こんにちは、山下です!
入社して初めての年末、忙しさを感じつつも充実した日々を過ごしています。毎年この時期になると、今年のうちにやり残したことはないかと焦りのようなものを感じますよね...
アクアリングでは、外部から講師を招いて就業後に社内勉強会を定期的に開催したり、外部の勉強会があると各々が積極的に参加したりと、日々インプットに励んでいます。
今回は、11月23日、24日の2日間に東京で開催された「DesignShip」という外部勉強会に参加したことについてレポートします!
「DesignShip」とは?
Webサイトには「業界の壁を越えた、日本最大級のデザインカンファレンス」とあります。参加後の気持ちとしては、あらゆる業界のトップデザイナーの方々のお話を聞ける、つまりデザイナーにとって夢のような講義が受けられる、まさに日本最大級のデザイン勉強会!!だと感じました。
新卒メンバーからは私と江頭、松本が参加しました。そんな興奮が止まらない2日間の中で、最も感銘を受けたデザイナーお二方のセッションをご紹介したいと思います。
ブランディングデザインのはじめかた-デザインと経営の新しい関係
まずは、株式会社エイトブランディングデザインのブランディングデザイナー 西澤 明洋さんのセッションについて。
このように、セッションごとにリアルタイムで運営スタッフの方々がチョークでまとめたボードを作っており、聴講後には感想や意見を付箋に書いてメッセージとして届けられるようになっていました。
概要としては、
・「ブランディング」とは他の企業とは違うこと=差異化をお客様に伝えること。
・ブランドには、①トップの熱い思い②良いモノ③コミュニケーションチームが必要。
・これからのデザイナーには「経営」の勉強が必須
という内容でした。
デザイナーは経営について、経営者はデザインについてそれぞれがリテラシーを持つことで、経営とデザインが融合して世の中を変えていけるという内容が胸に刺さりました。
一つのブランドをトータルでディレクションすることは、お客様の課題に対して戦略から始め、デジタルで解決する私たちの仕事に近いと考えます。もっと経営について関心を持つことで、視野を広げた状態でものづくりに携わりたいと感じました。
日本について
次に、日本デザインセンター代表取締役社長の原研哉さんのセッションについて。
概要としては、
・グローバルとローカルは対義語ではなく一対の概念であり、グローバルになればなるほどローカルが際立つ
・何もない「空っぽ」から人々のイマジネーションが開花して生まれるものがある
という内容でした。
誰もが知っている「無印良品」は空っぽという概念からブランディングされたこと、ユーザーのどのような欲求にも答えていく合理性の追求をされていることを知り、何気なく見ていた無印のアートワークの一つ一つへの見る目が変わりました。シンプルが生きているデザインこそ、洗練されて誰もが使いやすいモノなのだと感じ、はっとさせられました。
世界3都市に設立されたJAPAN HOUSEというギャラリー、イベントスペース、ショップ、レストランを兼ね備えた施設をプロデュースした話も聞くことができました。
日本の気候、風土、文化、食を世界に価値として発信して、「日本をどれだけ世界にアピールするか」というストーリーが日本人として誇りに思うと同時に、デザインで日本を世界にアピールすることは今後どの時代においても必要になってくると思います。
どの方のセッションからも、ものすごく感銘を受けたので新卒のこの時期にDesignShipに参加できたことはとても貴重でした。
他にもたくさんのスポンサー企業がユニークなブースを出しており、様々な企業の方とお話しできたのも新鮮で、使っているツールの違いや、同世代デザイナーの方々の目標やモチベーションなどを聞けて学ぶことが多々ありました。
こういった同業他社とのコミュニケーションもインプットの一つだと感じましたし、負けてられないなという気持ちにもなり、モチベーションに繋がるいい機会でした!!
まとめ
クリエイターとして生きていくのに必要不可欠なのは、インプットすること。もはや当たり前のことかもしれませんが、自分自身のアウトプットする姿勢も大切だと思います。人間慣れることが上手なので、定期的に自分を奮い立たせることが必要に感じます。今回は会社からDesignShipに参加させてもらえましたが、自らこういった勉強会に参加することや、読書することで自分に刺激を与え、それを継続していいアウトプットに繋げていこうと思います。
継続は力なり!甘ったれな私ですが、インプットし続けることは絶対に達成させます!