Oneness for good design.
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中京テレビ サービスサイトリニューアル

コンテンツとウェブアプリケーション機能を共存させるUIとそれを実現する開発手法

Client
中京テレビ放送株式会社
Scope
WEBサイトリニューアル, 戦略策定・要件定義, ユーザーテスト実施, CMS導入, システム構築, イラスト制作, WEBサイト運用支援, ソーシャルメディア活用支援

「発想力で未体験の感動と価値を創り、地域の未来を切り拓く」をグループビジョンとして掲げる中京テレビ放送株式会社は、放送事業だけでなく、コンテンツメーカーとして個人向け・法人向けのサービスや、イベント事業などの様々なビジネスを展開しています。 8年近く前に作られたウェブサイトは扱う情報量が多くなったことで使いにくくなっており、また他局と同じような印象で中京テレビらしさを表現できているとはいえませんでした。そこで、開局55周年を迎える年に、これまでのテレビ局にはない新たなスタンダードを目指すサービスサイトとしてリニューアルしました。

リニューアルの目的は、多くのページビュー数を獲得でき、各ビジネスコンテンツへ送客できるプラットフォームとして価値が高いウェブサイトを構築すること。そのために、リピート訪問が習慣化するような状態に仕立てる必要がありました。55年という現在までに形成されたブランド資産を残しつつ、ありたい姿を実現するために、「発想力」、「挑戦」、「遊び心」をキーワードに設定し、テレビ局としてのスタンダードな表情を保ちながらお茶目さや面白さ、遊び心を垣間見ることができるデザインを目指しました。PCやタブレットでも違和感なく閲覧できるよう、センタリングのデザイン構成で安定感を出し、文字のフォントや大きさも、それに合わせて設定。ユーザーファーストな機能と美しさが調和したデザインに落とし込みました。

コンテンツメインなサイトのパフォーマンス適正化、ページスピードの高速化、ウェブアプリに似たUI実装などユーザーメリットの実現に最適なフロントエンドの開発を行いました。また、アクアリングが持つ開発手法に加え、UI単位でデザインとインタラクションの確認ができるツールを用いることで、作業者の違いによる差分を限りなく減らし、品質を維持できる体制でサイト構築を進めました。

このサービスサイトは、番組表・ニュース・イベント・SNS・天気予報など、外部サイトと様々なデータ連携を必要としました。 そこで、データの管理更新と運用を見据えた開発を行いやすくするために、テレビ局ならではのCMS(専門知識がなくてもコンテンツの更新やページ制作ができるツール)をヘッドレス(コンテンツ管理に必要最低限な機能だけを付与)として扱うことで、迅速なデータ更新ができるプラットフォームにすることができました。

番組、アナウンサー、イベントなどのコンテンツを扱う上で、SNS連携は必須です。今回、管理やレイアウトなど必要な機能面からEmbededSocialというツールを選定しました。 これにより、ウェブサイト上でもSNSに触れる機会を増やすことができ、ユーザーとのエンゲージメントを高めることに貢献します。

KPIを設計し分析基盤を整えることで、ウェブの効果検証と改善を継続的に行える環境を実現しました。 運用担当者がリアルタイムで確認できるデータでユーザーの行動を把握し、コンテンツの反響を確認、分析から改善のPDCAを行うことが容易にできるようになりました。

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